こんばんは。まだまだ寒いですね。
今日は基礎系の教科書についてそれぞれ軽くどんな感じなのかをそれぞれ説明していければと思っております。シリーズ物で。
どのぐらい読み返したかとかパラメータごとに表現すれば一番いいんでしょうが、そんな能力を持ち合わせていないので、おすすめ度を☆の数で表現できればと思っております。
めちゃくちゃ簡単に書きますのでさわりだけでも読んで確認してみようぐらいの気持ちで以下レビューをお読みください
よろしくどーぞ。基本的に自分が読んだもののみ記載します
基礎の科目については医学生の教科書を参考にしたいとおもいます。
とりあえずやっていきましょう
解剖学
基礎における臨床につながる重要なものの一つですね
いくつか紹介していきたいと思います
人体の正常構造と機能 改訂第3版
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
基礎系最強の本です
個人的には基礎系を学ぶとき必携の本だと思っております。
生理学・解剖学・生化学・細胞生物学その他が一通りまとまった本です。
これを中心に勉強することが基礎系の理解を進める一番手っ取り早い方法だったと個人的に思っております。今ならPDFもついてくるようで。いいなと思っております。
縮刷版でクソほど厚いやんけと思いますが、逆に基礎の内容で必要なものは基本的にここに詰まっています。臨床に行くまでの2年間はこの教科書に詰まっています。
なにも教科書買いたくねぇやと思ってる人もこれだけは購入しましょう。
都度わからないときにまずこれに戻るというのが一番いい方法だと思います。
カラーですし、文章も読んでみると思ったより平易のため、誰でも読もうと思えば読めると思います。
学年上位陣は基本的に持って読んで、どこらへんに何が書いてあるかを把握してました。
1年生のまだ教養の時期、とりあえずふれてみたいという方は適当にパラパラと読んでみてはいかがでしょうか。
プロメテウス解剖学コアアトラス
おすすめ度 ☆☆☆
プロメテウス系のすべてをまとめた本です。コアアトラスであればすべての解剖構造が一通りのっています。次に紹介するネッターと大体対をなす感じの本ですね。
解剖をきれいにみたいという方はこちらを手にとってみるといいと思います
ネッター解剖学アトラス
おすすめ度 ☆☆☆
こちらのアトラスはイラストで書かれているバージョンです。
専ら先生のテキストとかはこちらから引っ張ってきていましたし、イラストということでスケッチにも反映させやすかったため僕は基本的にこちらを使用しました。
イラストですが美麗です。プロメテウスと見比べて好きな方を選べばいいかと思います。
分冊解剖学アトラス
おすすめ度 ☆☆☆
(3)は使っていません。1,2は解剖実習時に使用しました。
こいつの利点はとにかくコンパクトなことです。そしてそれなりに説明も書いてある。上記2つのアトラスには劣りますが、ちゃんとアトラスもあります。
スケッチのときにネッターとともにだいぶ参考にしました。
今は電子化が可能なので先のアトラスや正常構造とかで行けちゃったりする気もしますが、そういったことが無理な場合はこちら使ってみるといいかもしれません。見開き左側が説明、その下に解剖用語、右側にアトラスと解剖ごとに番号がふってあるという形式のため、構造の暗記にはこれを使いました。
個人的にはアトラスと名がついているものはこれを一番使いましたね。
※番外編 ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas
アプリですが、よくできたアプリです。5年生になってから初めて購入しましたが、解剖学をやっていたころこれがあればよかったと思っています。
解剖学のアトラスについては上2つを紹介しましたが、これさえあればほとんどやっていける気がします。セールも時々やっているようなのでよいタイミングでご購入ください。
ただし、これにのってる筋肉でなんかくっそマイナーなものもあるようなのでそこらへんはうまく割り切ってください
(胸骨切開時にこれに書いてあった長胸筋って存在するんですがみたいなことを聞いたらなんだそりゃとかいわれました。検索してもでてこないし...)
解剖学講義
おすすめ度 ☆☆☆
買えと言われたので買ったまでです。
シェーマはわかりやすかったりしたので、解剖学のときにはあまり使わずに、ポリクリ時詳しい解剖まで聞いてくるって話があったときにちょこっと振り返ったりした程度です。強いられていたら買ってくださいという感じです。
解剖実習の手引き
永遠に変わらないただ一つの系統解剖の教科書。
多分購入しろと言われるのでそのときは購入しましょう。なんで7000円もするんだと思ったので、当時僕はヤフオクで購入しました。
ただ、中身は本当によく説明がされています。あまり国試でふれられない喉頭のあたりの解剖(大後頭神経とかそこらへんのあたり)とか、頭頸部外科を回った際再度参照したときに、はぇーちゃんと書いてるないけ。となった記憶があります。
解剖実習中のトリセツとしての役目としては多分これしかないのでしょう。
腕頭静脈=無名静脈ということもこの教科書で確認しました。
そうはいうものの、個人的には詳しい解剖の内容を知りたい際には他の教科書をこれでやると決めてそれで調べたほうがいいような気がします。
解剖はその先大きく変化することもないので、昔からこの教科書が使われているんでしょうね。購入を強いられる気がするのでこれはおすすめ度は書きません。
骨単・肉単・脳単・臓単
おすすめ度 ☆
申し訳ないですが、おすすめしません。
買いましたが1回みた以降使っていません。
理由は骨単の一番最初 鎖骨をclaviculaと記載していることです。いや、それでも正しいんですが、僕の講義上鎖骨=clavicleでした。
変に覚えてしまったら終わりだと思い、これらを参照していません。これらは見ずにアトラスを見て筋肉。骨は覚えました。
こういった本より実際に見て、それぞれの骨・筋の意義を文章で確認しながら覚えたほうがいい気がします。
先にあげた本たちでそれは可能なのでそうしたほうがいいかと思います。
イラスト解剖学という本が存在しますが、僕は使いませんでした。
持ってる人はだいぶいましたが、使っていないのでレビューしません。
構造をみてその意味を知るほうが大事な気がしてましたので。
解剖学系は以上になります。
他にもあるでしょうが、知っているのはこれぐらいです。
最後に個人的に今解剖学の教科書を買うとしたら
最安:人体の正常構造と機能+アプリ(ヒューマン・アナトミー・アトラス)
安定:人体の正常構造と機能+アプリ+分冊解剖学アトラス1,2,(3)+解剖実習の手引き
ですかね。ただ、アトラスはあまり見たほうではないし、好き好きありますので自分が合いそうなものを購入すればいいかと思います。
解剖学編は以上です。
ちなみにこのシリーズ(1-2年ver)は
残り組織学、生化学、生理学、免疫学、微生物学、法医学、薬理学、発生学を行う予定です。
このページですべてやるのは無理でした。ごめんね。
また次書きますのでそのときはよろしくお願いいたします。
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