シリーズもの②
今回は組織学と発生学の教科書について書いていこうかと思います。
紹介する本は組織学2つ、発生学も2つです。
以下注意書き
・めちゃくちゃ簡単に書きますのでさわりだけでも読んで確認してみようぐらいの気持ちで以下をお読みください
・自分で手にとった本のみ書いていきます。実際もっといい本が存在する可能性が十二分にありますが、それは自分のサーチ力でなんとかしてください
・どのぐらい読み返したかとかパラメータごとに表現すれば一番いいんでしょうが、そんな能力を持ち合わせていないので、おすすめ度を☆の数で表現します。
・一個人の感想なので、最終的に何を選ぶかはいろいろなサイトを見て検討していただければと思います。
・レビューを書いていますが、僕はそこまでいろんな本を読んでいるわけではありません。読んだ本だけまず書ければと思っています。
以上。確認の上以下お進みください。
組織学
標準組織学
おすすめ度 ☆☆☆☆
おすすめ度が人体の正常構造と機能を星5にしてしまい、基準が少しわからなくっています...
組織学の教科書といったらこれといった感じでしょうか。
僕が購入したときは第4版だったんですが、第5版になって表紙、裏表紙が柔らかくなりましたね!なんか重苦しい感じだったので、前よりなんかとっつきやすいデザインになったような気がします。
総論各論ともによく詳しく書かれています。スケッチ時、試験勉強時おせわになりました。これにのっていない組織を見る実習は多分殆どないでしょう(責任は持てませんが)。それぞれの細胞・組織の説明も十二分に記載されております(無駄になんか発見した人の絵とかも載ってた記憶があります。)。
組織の話で深く知りたい、調べたいって方はこれですね。
というかこれだけですね。
ただ、医学生の教科書にも書いてあるように、なんでこの図があるんやどこなんやこれ!みたいなことがあったような気もしますのでそういうのにはなんとか別のもので対処してくれればと思います。
いい教科書ではありますが、お硬い文章といえばそのとおりなのであんまり読む気がしない人もいると思います。そういう人には次のものを薦めます
入門組織学
おすすめ度 ☆☆☆☆
その名の通り入門にふさわしい組織学の本。
スケッチの画像も書いている。心の目でしか見えないときのスケッチはこれを参考にした。
文章もかなりゆったりとした行間で書かれており、誰でも読めるくらいの簡単な文章で構成されています。
まず、組織学の本を、とりあえず読もう!という方にはこちら。
ただ、入門とかいてあるゆえ、圧倒的に情報量が足りない感が否めません。
様々組織でスケッチしましたが、足りないことが多々ありました。
そういった場合は上記の本などに頼るべきでしょう。
最初に手をつける本としては素晴らしい本だと思いますが、これだけでは戦えません。なんか調べる系の本も用意しましよう。
そのほか調べましたところ僕は読んでませんが以下の本もあるようです。
去年でた本ですし、内容の説明を見た感じすごく良さそうな感があります。
電子書籍もついてるようですし。
見てみて良かったら誰か教えてください
【中古】 機能を中心とした図説組織学 /バーバラヤング,ジェームス・S.ローエ,アランスティーブンス,ジョン・W.ヒース【著】,澤田元,依藤宏,大野伸一,佐々木 【中古】afb
これのご親戚なのかなぁ。もし組織またやるとしたらこいつら買うかも。
組織学は以上です。
発生学
二冊だけご紹介します
ラングマン人体発生学
おすすめ度 ☆☆☆
人体発生学の本といったらこの本。
エグい写真まですべて載ってます。こんなエグいの載ってるのこの本だけじゃないのかな、と当時思いました(実際そんな気がします)
個人的には完全に調べ物用の本として使用しました。自分が持っているのは第10版です。調べるときにはだいぶおせわになりました。が、最初にこれを読むと発生学ってなんやったんやで終わる人がたくさん出る気がします。
その後国試でもあんまり聞かれないですし...(基板と翼板とか発生学以降聞いてないし...)
したがって以下の本を薦めます
新発生学 Qシリーズ
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
発生学を学ぶ際、死ぬほどお世話になった本がこちら。
うちの発生学のテストはなんかくそ難しくて上位10%しか通らないテストがあったんですが、これを片手に悲しい気持ちで過去問対策したら上位10%に入った記憶があります。
ありがとうQ。
発生学は僕個人のイメージとしては沼みたいなもんだと思っています。
深いところまで行こうと思えばどこまででも行ける。そんな学問です。
が、国試だと何胚葉かとかしか問題としては聞かれないので(まぁどういう機序で
臓器が形成されるのかを知ると楽になるところはたくさんありますけど)、広く浅く拾っておけばよかったと思っています。
ですので、こちらの教科書
利点は薄い!文章が簡単!カラー!安い!
発生学やるならこの本をおすすめします。ガチりたいならラングマンへ。
欠点を上げるとすれば、調べるときにあれ?なんか本文中に知りたいことかいてないやと思ったら左上のワンポイントのところに書いてあるみたいな現象がたびたび起こることです。
要はポイントに書いてあることは本文に書かないスタンスのようです。本文にも個人的に書いてほしかった。
まぁ慣れますのでとにかくおすすめです。
大多数の学生にはこれをすすめます
ちなみに他にも様々Qシリーズあります。薄くてカラーで安いのは変わらないので手にとっていけそうだと思ったら別の基礎の学問でも選んでみるといいかもしれません(個人的には他のQシリーズは使ってません)
以上、組織学と発生学でした。
個人的に基礎で真面目に教科書を読んだのは生化学と発生学と組織学なので、そのほかの本のレビューが手薄になる可能性は否めません。よろしくお願いいたします。
では、③でまたお会いしましょう
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