tryしない医学記録

114回医師国家試験受験者が電子書籍・デジモノ・勉強について書きたいことを書くブログ

内科学の成書 中山内科学 第9版を購入しました

タイトル通り

 

中山内科学 先週発売の第9版を購入しました。

それについてのご報告の記事になります。

 

開封しました

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ダンボールから開けるとこんな感じ。重い。

横からみるとこんな感じ

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全7冊ですかね

 

パラパラめくると新品のめっさいい本の香りがしました。

過去小学生のときに一瞬だけやっていた進研ゼミの毎月のビニール袋から開封したての本の香りと完全に一緒でした。

 

久しぶりに嗅いだ匂い。 とてもいいので、是非購入することをおすすめします。

 

ちなみに索引は分冊のそれぞれあるものだと思っていましたが、各分冊のわかれている分だけでした。

総索引で調べるスタンスのようです。ご参考までに。

 

PDFを登録してDLしました

 

中山内科学の最大のメリットがPDF DLです。

もはやこのために買ったといっても過言ではありません。

 

今回はどんな感じでPDFを見れるようになるのかを紹介していきますね。

 

1.vol.1の1ページ目にシリアルコードとDL先が記載されています。

こんな感じで

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これに従ってサイトに入る

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で必要事項を入力。

 

するとメールがきますので、それに従ってログインIDやパスワードを登録します。

承認みたいなステップがあるんですが、ものの1分くらいで終わったのですぐ終わるかと。

 

で、承認しましたーみたいなメールにログイン先のリンクがありますので

それでログイン。ログイン画面はこちら

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ログインするとこんな感じになっております

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で、DLできるってわけです。

 

中身みましたが完全に本と同じ構成になっております。

シリアルコードの注意書きまでPDFのファイル内に入ってました。草。

 

PDFファイルについては昨日ツイートした通りなので以下をご参考に

 

アウトラインもちゃんとあるってのも想像しにくいと思いますので一応挙げておきます

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こんな感じでしっかり作ってあります。ありがたい!!

 

PDFのテキストはすべて検索可能になっていますので、横断検索ができるアプリ(PDF expertなど)なら総索引も使わずに一括検索も可能です。

 

非常に感動しました。ぜひとも成書の今後のスタンダードになっていただきた限りです。

 

中身についてですが、病態生理から始まり丁寧に図や写真を交えて説明されています。

というか第9版まで出てるんだからそこらへんも完璧よね...

 

ただし、STEPのようになんか大事なところが太字やわーとかそういうのはないのでご注意を。

 

まぁプレゼンやレポートなどで使うような感じですかね。

自分は研修医になったら受け持ちの患者についてや確認したい内科疾患とかはYNとこれに立ち返りながらチェックしていきたいと思っているところです。

 

にしてもPDFだからね、メディリンクアプリはアプリだからPCでは使えないし台数制限もありましたが、PDFだから中山内科学にはそんなことは有りません。

 

これは非常に使い勝手が良いところです。

 

ぜひご検討を。 つーか買おう。

 

余談

 

買おうといっといてアレですが、成書の使いみちについて。

こんな記事があります

headlines.yahoo.co.jp

 

成書は売上がほんとかどうか知らないけれど、落ちているそうです。

昔の先生はまずは成書読め!みたいなスタンスだったんですが(今もそういう先生はいますが)、昔に比べ、予備校の台頭やかんたんな教科書が増えてきたことで、選択の幅ややりやすさという点から成書から医学生が遠ざかっているのだとは思います。

 

まわりでも成書持ってる人はいても使ってる人はあまり見かけないですし…

 

 

個人的な意見としては

成書はまず医学生のうちには少なくとも必要ないと思っています。

それだったらYN買ったほうがいいかと。そもそもYNの内容は成書からの引用ですし。そっちのほうがわかりやすいかと。

ですが、YNは病態生理が弱いですし、深く知ろうみたいなことはできません。特に病態生理やその最先端の先生の執筆の最先端の知識が詳しくみれるわけではありません。

 

そういったときはやはり成書かと個人的には思います(まぁ各科の成書には劣るかもしれませんし、執筆自体は発行よりだいぶ前なのかもしれませんが)

 

 

ですので、余裕があれば、卒業あたりに買ってみてもいいんじゃないかなと思います。普通の医学生の方は。すげー頭がいい人は別として。

 

ただ、昔の勉強法のように全部読破みたいなのは今は成書に必要とされている役割ではないと思います。

 

知りたいところをある程度詳しくわかりやすく把握できる。それが成書の役割かと。

 

そういった上ではデジタルで検索可能なこの中山内科学は非常に時代に即した成書かと思っています。

YNだってアプリ買ってからいやーめっさいつでもどこでも調べられる!!!

って気づいて、もはや最初に調べるのがほぼYNになってしまっている自分がいます。

そういった立ち回りが内科でできそうなのは中山内科学しかないと思います。

 

 

内科である程度深くまで知りたい人、病態生理を本当にちゃんと理解したい人は購入して使ってみていいんじゃないかなと思うところでした。

特にデジタル化の今の成書としては中山内科学は他の成書よりとてもいいかと。

 

 

以上話がまとめっていないかもしれませんが、とりあえずGoodな成書だよ、ということだけお伝えしておきます。

 

ありがとう中山内科学。使わせていただきます。

 

では

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