ご無沙汰しております
研修医も終わります。早かったです。
ただ多分これから同じ科でまぁだいたい働くとなると多分医者生活で一番長いと思うのが研修医かもしれません、しらんけど。
ということでタイトル通り
本を紹介します
極力少なく。
研修してというかmedu4で勉強しているあたりからずっと思ってますが
なにかの知識をとりあえずそれなりのレベルで、体系的にって場合、
重要なのはいかに情報を少なくするかだと思っとります。 それができてるか知りませんが。
自分も遠からずですが本を色々買う人いるけどそれちゃんと買った本の知識吸収できてんの?
って話です。
ということで色々本購入しましたが紹介する本は4つです
あとほかいろいろ読んだ気がしますが気がするだけです。多分。
1.内科レジデントの鉄則
極論いえばこれだけ読んでりゃあいいです
本当によくまとまっている本です
聖路加すげぇってなる本です
まずこれをちゃんと読んで勉強するべきだと個人的に思ってます。
たぶんこれ全部ちゃんとできてれば中小病院の内科の先生としてはそれなりに戦っていけるレベルになるんじゃないかと思ってます。
ここから派生していくのが一番研修医としてはやりやすいのではないかと思ってます。
ただ、わかりやすく書いてはいますが実に網羅的にかかれているのでもうちょっとわかりやすく!、もうちょっと詳しく!、そして2018年発刊の本なのでもう少し新しく!
は否めないかもしれません
にしても最強の本だと思ってます。
これをちゃんと身につけるのを研修医の目標にすればすぐにいい感じのレジデントになるんじゃなかろうかと勝手に思ってました。
ぜひ もうこれだけでいいわ。 よろしくおねがいします。
2.レジデントのためのこれだけ心電図
もはや、内科レジデントの鉄則だけでいいといいましたが内科レジデントの鉄則には心電図は少ししかのってません。
心電図敬遠されがちですが、当直なり献血の問診なり行ったりすると、これはええんか...?ってなる心電図の判断を迫られがちです。
せめてベースぐらいの知識はつけたほうがいいんじゃなかろうかと思って紹介しました。
ちなみにこの本とコウメイ先生の補足ページ
ishikokkashiken.com
読んでそれなりに問題演習すれば心電図検定2級は受かりますというか受かりました。
3年目になって循環器にでもならないと心電図触れることは減っていく一方だと思います。
研修医のうちに呼んでおくことをおすすめします。
3.わかる抗菌薬
心電図同様、内科レジデントの鉄則でちょっとざっくりやなぁと思った部分の補足です。
自分はこれと使いこなす抗菌薬読んだので紹介してますが岩田健太郎先生の本でも、感染症レジデントマニュアルでもなんでもいいです。
もちろんプラチナマニュアルを見ればなにになにをはわかりますが、ベースの知識がないのにそれをやってしまうのは悲しい気がします 自分がするだけなのでどうでもいいかもしれませんが。
どうしても、というかしょうがないんですが
感染症内科にでもいかないとどうしてもゾシン、ロセフィン、セファゾリン、まぁお腹系ならときどきセフメタぐらいしかみかけなくなってしまう印象です あとレボフロ・オーグメンチン。
最低限 どんなやつがどんなふうに効くのかぐらいは知っておきましょう。
多分この本には意味をもって書いてないのだと思いますが
メイアクトさん、フロモックスさんがどういう存在なのかも知っておきましょう。
4.各科に本音を聞いた他科コンサルト実践マニュアル
今年度はコンサル本がたくさん出ました
なんか調子乗って手元に3冊コンサル本あるんですが、ざっくり読んで一番これが実践的だなと思ってご紹介です。
研修医でやるべきことは
科が決まっているのであれば、
『救急対応と自分の行かない科で知っておくべきことを知る』の2つのみだと自分は思います。
ので、コンサル本はそれを学ぶのに手っ取り早いんじゃないかとそう思いました。
自分の行かない科ではこれを見ながらそれに付随する情報を収集するのがベストなんじゃないでしょうか。
自分が研修医になる前に出てたらそうしてたなぁと思いました。
以上、4つ。あとは救急の本買えばもういらんね。
これから研修医になる皆さん、少しでも参考になれば幸いです。